【ピアノ】作曲家の記譜は必ずしも完璧ではない

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本記事では、
必要に応じて楽譜を簡略化しても良いケースと
その際の注意点について
解説しています。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

たくさんの作品に触れていると、

どうしても演奏不可能な箇所に出会うことはありますよね。

よく見られるのは、

◉ 指定のテンポが、どう考えても速すぎる
◉ 音程的に巨人の手でも届かないような和音がある
◉ 音型的に演奏不可能なパッセージがある

など。

「速すぎるテンポ」は

「演奏家を啓発する意図」の可能性もあります。

つまり、「目標」というわけですね。

 

ただ、多くの場合は

作曲家の「注意不足」の可能性と

そもそも「知識不足」の可能性さえ考えられます。

 

何を言いたいのかというと、

「作曲家の記譜は必ずしも完璧ではない」

ということ。

たとえ、有名な作曲家による楽譜であったとしてもです。

 

ピアノ曲以外でも、

チャイコフスキー「くるみ割り人形 より 花のワルツ」

の最初のハープは

楽器特性から多くの音がスタッカートに聴こえてしまうため

ハープに適さないことで知られています。

「まさかこれだけ有名な作曲家の、これだけ有名な作品で、曲頭からそんなこと…」

と思いますよね。

しかし、作曲家も完璧ではないのです。

 

どうしても演奏不可能な箇所への対応方法は、

「変更 → 整理 → 把握」

このステップを意識しましょう。

クラシック作品において

楽譜を変えて弾くことはご法度とされていますが、

どうしても無理なところは、

多少の簡略化を試みてもOK。

ただし、

「どこを “変更” したのかをきちんと “整理” し、”把握” しておくこと」

これだけは必ず守りましょう。

適当にいじくり回して放置した楽曲は

記憶にも残らず

すぐにレパートリーから外れてしまうのです。

 


 

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