次の文章を読んで、
その状態をイメージしてみてください。
打鍵の強さの増加に伴って音量は増していくけれども、
一定の打鍵力以上になると
その傾向は弱くなっていく。
一定の打鍵力以上になると
その傾向は弱くなっていく。
これは事実であり
とうぜんと言えばとうぜんなのですが、
今一度この点について考えてみましょう。
これまでにも
何度も書いてきましたが、
ピアノが出せるダイナミクスの幅って
意外と限られています。
f と書いてあるからと言って
すぐに力一杯マックスで弾いてしまうと
あっという間に天井へと行き着いてしまいます。
つまり、
f と ff 、
もっと言えば
ff と fff の差というのは、
注意してコントロールしない限り
あまり差がつかなくなってしまうということ。
意識すべきなのは
「強奏の限界」についてです。
演奏者は
このことを常に頭へ入れておかなければいけません。
では、強奏の限界へ近づいたうえ
さらに強調したい場合は
どうすればいいのでしょうか。
方法は、大きく以下の3点です。
◉ 発音タイミングを利用して大きく感じさせる(チェンバロ奏法で定番のやり方)
◉ ダンパーペダルを使用して響かせる
◉ 前後を抑えて、相対的に大きく聴かせる
◉ ダンパーペダルを使用して響かせる
◉ 前後を抑えて、相対的に大きく聴かせる
これらの各項目については
それぞれ記事にしていますので
本記事での詳述は割愛します。
弱奏・強奏問わず
「ピアノという楽器のダイナミクス幅の把握」
これは、
バランスの良い演奏へ仕上げるためには
ぜったいに欠かせない視点となってきます。
あなたがお使いのピアノにおける幅で構いませんから
意識に入れておいてください。
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