ほとんどの楽曲には「メロディ」があります。
つまり、主役はメロディであるわけですが、
作曲家が指示したわけでもない内声をやたらに強調して、
いかにも発見したかのような演奏をする方がいます。
ある程度上達してきて、余裕が出てきた学習者に多い印象。
内声の中から美味しいラインを見つけ出して、
それを強調すること自体は
悪いことではありません。
しかし、やりすぎな演奏には疑問を持ってしまいます。
取り入れ方としては、
「繰り返しで、”2回目は変化を与えたい” という明確な意図があるとき」
基本的には、このような場合に限っておくといいでしょう。
思い返して頂きたいのは、
「今、その箇所で一番聴かせたいのはどこなのか」
ということです。
大抵の場合は「メロディ」ですよね。
◉ やたらに内声の強調を取り入れて、主役を邪魔しないこと
◉ 取り入れる場合でも、主役を邪魔しないバランスを探ること
◉ 取り入れる場合でも、主役を邪魔しないバランスを探ること
これらを意識すると
ほんとうに言いたいことは何なのかが整理された
スマートな演奏になるはずです。
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