原則、楽譜はコピーせずに
原本を使わなくてはいけません。
しかしですね、
楽譜をコピーしたくなるのには
ある程度、楽譜の状態にも問題があると考えています。
というのも、
楽譜によっては
開いたまま保てず、勝手に閉じてしまうものがありますよね。
クリップをいくつ使っても開いた状態を維持できなければ
実用性に欠けてしまい
コピーしたほうが学習しやすいではないか、
ということになります。
だからといってダメですが。
楽譜をコピーしたくなる心のおさえ方は
大きくふたつあります。
ひとつ目としては、
勝手に閉じてしまう楽譜はなるべく選ばないことですね。
その点、ヘンレ版の「ベートーヴェン ソナタ全集」などは優秀で
あんなに分厚いのにも関わらず
開いた状態を保持してくれます。
やや、強度はありませんが
その辺りは仕方ありません。
せめて、クリップをひとつ使うだけで
開いた状態を保持できる楽譜を選びたいところ。
オンラインストアだと見抜くのが難しいのですが、
店頭では触れることができるので
だいたい見当をつけることができます。
楽譜をコピーしたくなる心のおさえ方のふたつ目としては、
どうしても勝手に閉じてしまう楽譜を買わざるを得ない場合は
裁断してリング製本してしまうのもアリということ。
「裁断機(カッターでも代用可)」「多穴パンチ」「リング」
この3点さえそろえれば
自宅でリング製本できます。
筆者も数冊つくってみました。
出版社によっては
はじめからリング製本した状態で販売している楽譜も出しており、
かさばりはしますが
「勝手に閉じない楽譜」という意味においては
優れています。
以上のように
「楽譜が勝手に閉じてしまう」
という欠点さえ何とか回避して、
コピーしたくなる心をおさえましょう。
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