ひとつ例を挙げます。
譜例(PD作品、Finaleで作成、175-177小節)
このような8分刻みの伴奏などは
カタマリで速くしていくのであれば巻いた感があります。
つまり、
「だんだんと音と音との時間的感覚が狭くなっていく」
という状態。
一方、
どれか特定の音のみが速く出てしまうと
転んだように聴こえます。
この違いがわかりますか。
つまり、
◉ 前後関係が連続した前のめりは「巻き」
◉ 前後関係が不連続になると「転び」
◉ 前後関係が不連続になると「転び」
ということ。
音楽エネルギーの流れと関係なく速くなってしまうと
転んだように聴こえるのです。
「走り」という言葉は
どちらの意味で使うこともありますね。
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