ほんらいは
「音楽のための演奏」をすべきですが、
うっかりすると
「演奏のための演奏」になってしまいます。
よく「練習のための練習」という言葉が使われますが
これと似ていて、
「きちんと音楽そのものについて考えず、目的のない演奏をすること」
これが、演奏のための演奏の正体。
避けるためには、とうぜん、
「音楽についてよく考えて、目的をもって演奏すること」
これが必要ではあるのですが、
もっと根本的な避け方があります。
それは、いい教材を使うこと。
後述しますが、
作曲の観点でも非常に良くできている作品は
たくさんあります。
山のような教材があるにも関わらず
わざわざ退屈なものを使うのではなく、
優れた教材を使うことで
きちんと音楽を考えるきっかけを
つくることができるでしょう。
筆者が作曲科の学生だった頃に
先生に薦められて影響を受けた作品も含め、
作曲の観点から判断して
非常に良くできている作品を紹介します。
どういう点が優れているのかは書ききれないので、
今回はリスト表だけの紹介に留めます。
J.S.バッハ : 2声のインヴェンション、平均律クラヴィーア曲集 第2巻
ベートーヴェン : ピアノソナタ(初期、後期)
シューベルト : ピアノソナタ第21番 D 960
シューマン : クライスレリアーナ Op.16
ブラームス : 3つの間奏曲 Op.117
ドビュッシー : 前奏曲集 第1巻 / 第2巻 を中心に、ピアノ曲全曲
ベルク : ピアノソナタ Op.1
シェーンベルク : 6つの小さなピアノ曲 Op.19
ヴェーベルン : ピアノのための変奏曲 Op.27
武満徹 : ピアノ曲全曲
ベートーヴェン : ピアノソナタ(初期、後期)
シューベルト : ピアノソナタ第21番 D 960
シューマン : クライスレリアーナ Op.16
ブラームス : 3つの間奏曲 Op.117
ドビュッシー : 前奏曲集 第1巻 / 第2巻 を中心に、ピアノ曲全曲
ベルク : ピアノソナタ Op.1
シェーンベルク : 6つの小さなピアノ曲 Op.19
ヴェーベルン : ピアノのための変奏曲 Op.27
武満徹 : ピアノ曲全曲
中でも、腰を据えて学習する作品というのは
一度取り組み始めたら
結構な時間を費やすことになります。
ある程度慎重に選曲するようにしましょう。
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