楽曲の途中で拍子が変化していても、
作品によっては
わざわざ拍子記号で示してくれていないケースがあります。
例えば、次のようなもの。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、26-27小節)
この楽曲は4/4拍子ですが、
拍子記号を出すことなく
26小節目では6/4拍子になっており、
同じく拍子記号を出さずに
27小節目では4/4拍子へ戻っていますね。
こういった
「曲中における拍子記号の省略」
を確認したときには、
必ず、どこで拍子が変わったのかを整理して
把握しておくようにしてください。
楽譜をなぞっていると
拍子変化を意識していなくても弾けてしまうのですが、
これが危険のもと。
暗譜をする段階になってつまづく原因となります。
それに、
こういうのを意識しなくても平気でいるクセをつけてしまうと、
新しい作品を譜読みしたときに
一拍足りなくて次の小節へ行ってしまっても
気がつかずにいたりと
拍の感覚が疎くなってしまうでしょう。
省略されている拍子記号に気がついたら
いっそのこと書き込んでもいいので
とにかく「変わった」ということに意識がいく状態をつくってください。
譜読みの早い段階から注意することが大切です。
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