具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD作品、Finaleで作成、75-80小節)
78-79小節を見てください。
断片的な音になっており、
両手ともに音が無くなる瞬間が印象的。
このような表現は
音が鳴っているところと同じくらいにものを言います。
活かすためには
沈黙になる直前の音の切り方を
工夫する必要があります。
そのために有効なのが、
ペダリングで余韻をつけること。
(再掲)
pp の直前、79小節目を見てください。
特にこのような短くパッと切るような表現では
譜例へ書き込んだように
短くも徐々に離すペダリングを取り入れてみましょう。
(他の小節におけるペダリングは省略しています。)
そうすると音に余韻がつくので
直後の休符の表現を活かすことができます。
とにかく気をつけるべきポイントは、
手よりも先にペダルを上げ切ってしまわないこと。
そのようにしてしまうと
音の余韻を美しくつくれませんし
ペダルで変化した音色が先に消えてしまい
音色サウンド的にも不自然になってしまいます。
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