【ピアノ】本番でフーガのテンポ設定を間違えないコツ

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緊張した本番であっても、
「弾き始めのテンポ設定」
さえ間違えなければ
練習してきた力を発揮できるものです。
本記事では、
J.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集」のフーガをテーマに
「テンポ設定のコツ」を解説します。

 

フーガ、特に

J.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集」のフーガを弾くときに

不安要素となるもののひとつが

「テンポ設定」ですよね。

 

「堂々と主題を弾き始めたけど、途中で細かな音符が出てきたら速すぎた」

などといったトラブルが起きて

汗をかいたことがあるかもしれません。

 

テンポ設定のコツは

「16分音符の部分をイメージしてから弾き始める」

ということです。

 

フーガにもよりますが、

たいてい、

「主題は長めの音価が中心、嬉遊部(きゆうぶ)などで16分音符が目立つ」

このように出来ている場合が多いのです。

したがって、

楽曲の始めに16分音符の部分をイメージしておけば

全体のテンポ設定を誤る可能性は減ります。

 

部分的に「32分音符」なども出てくるかも知れません。

しかし、

32分音符を基準にすると

カウントが細かくなりすぎてギクシャクします。

テンポ設定の基準としては

(多くのフーガでは)「16分音符」が適切です。

 

例外的な音価が多発するフーガに関しては、

上記でいう16分音符に準ずる音価、

つまり、

「その楽曲を全体でみた場合に、大振りすぎず、細かすぎずの音価」

を判断して

それを基準にすればOKです。

 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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