具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
ショパン「エチュード(練習曲)op.25-1 エオリアンハープ」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
比較的演奏しやすいと言われているにも関わらず、
ショパンのエチュードの入門楽曲として
この楽曲をオススメできないのは、
指の角度に関する良くないクセがつきやすい楽曲だからです。
譜例に見られるようなアルペジオが
全曲にわたって続いていきます。
こういった音型で
効率よく音を出すためのポイントは
「指に角度をつける」
ということ。
関節をフニャフニャさせない意識も
持っておきましょう。
いちばん避けたいのが、
指をベタっと伸ばしたまま弾き進めてしまうこと。
音が浮いてしまう上に
不揃いの原因にもなってしまいます。
このクセ、一度つけてしまうと
抜くのがたいへんですので、
特に独学の方は気をつけて練習して下さい。
クセになっている方、
結構いらっしゃるんです。
似たような音型が出てくる楽曲はすべて同様。
ショパンをはじめ、
特にロマン派以降の作品では頻出する音型です。
指を寝かせてOKなケースについては
以下の記事で解説しましたので
参考にしてください。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント