【ピアノ】何か感じたら?

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作品がふと見せた表情に対して
演奏者自身がきちんと反応して
空気感をつくるようにしましょう。

 

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ第8番 K.310 第1楽章」

譜例(PD楽曲、Sibeliusで作成、50-53小節)

譜例のようなカタチは

この楽章で何度も出てきますが、

点線ボックスの部分では

和声的に提示部ではなかった反れ方をします。

こういったところでは

ただ単に音を正しく並べるのではなく

音色を考えることが重要。

「何か感じたら?」

と自分へ言い聞かせてみてください。

 

何かを感じてフッと音色を柔らかく変えると

思案げなこのひとときの意味が出てきます。

 

ポピュラーでいうディミニッシュセブンスコードですが、

この直後の ff を予見しているかのようですね。

作品がふと見せた表情に対して

演奏者自身がきちんと反応して

空気感をつくるようにしましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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