和音の中のどの音をどれくらい聴かせて
どの音をどれくらい隠すのか。
このバランスを和音のすべての音で考えることで
響きを際限なくつくりだすことができます。
ピアノを弾いていると
どうしても、最上声至上主義になってしまう。
ぜんぶを均等に弾いてしまうか、
和音のいちばん上のメロディばかりを強調してしまう。
しかし例えば、
オクターヴでメロディを弾いているときに
下のオクターヴのほうをより強調してみると
どんなサウンドが得られるか、
などといったことを考えてみたことはありますか。
また、
和音の中にあるメロディ以外の音は
原則、目立たないほうがいいのですが、
その中でも
どの音をどれくらい聴かせると
和音全体のトーンがどのように変わるのか、
などといったことを考えてみたことはありますか。
難しければ、
おおむね譜読みが進んでから考えるのでも構いません。
ピアノという楽器が出せる音色の範囲内であっても、
まだまだ、響きを多彩にできることに気が付くでしょう。
バランス、とにかくバランスです。
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【ピアノ】基礎:各声部同士のバランスのとり方
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