【ピアノ】ひとつひとつひとつ、にならない

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ひとつひとつひとつ、になってしまい
細部は美しいのに音楽が細切れで流れない、
という演奏にならないよう
注意しましょう。

 

具体例を見てみましょう。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ第8番 K.310 第3楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)

この譜例に限りませんが、

譜読みするときに

どうしても1小節ずつの表現ばかりへ気を向けがちです。

細部の表現も大切ですが、

少なくともここでの演奏では

8小節を大きくひとつへまとめることを忘れずに。

そうでないと

ひとつひとつひとつ、になってしまい

細部は美しいのに音楽が細切れで流れない、

という演奏になってしまいます。

 

◉ 音楽をグーっと横へ引っ張る意識をもつこと
◉ 首を振ったりと、身体の動きがひとつひとつひとつ、にならないこと

この2点に注意して練習すると改善されます。

 

「息が短く、フレーズのとり方が短い」

というのは

自分でしつこいくらい意識して改善しないと

どんなにその他の学習が進んでも

ずっと残ります。

楽曲のレベルという意味では

かなりの難曲を弾いている方でも

気付いていなかったり

意識していないことで

この欠点が残っているケースは少なくありません。

 

「森を見て木も見る」の感覚を忘れずに。

これは、弾き込みのときのみでなく

譜読み段階から意識することで

はじめて、身につけることができます。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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