具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD作品、Finaleで作成、3-4小節)
4小節3拍目でメロディが動き
そのタイミングで背景が消えますね。
こういったときに、
消したいところでペダルを急に上げたり
または、ノンペダルで手での処理に頼ると
音響の消え際がバッサリいってしまう。
一方、
譜例へ書き込んだように
あえてペダルに頼って
しかも、ニューンと上げていくと
背景の音響をフワッと消すことができます。
(再掲)
譜例の部分の弾き方には
2つのポイントがあります。
①
4小節1拍目か2拍目の位置で
メロディ以外の音の鍵盤を上げてしまうこと
②
ペダルを徐々に上げて
背景の音響の切れ際が
ちょうど3拍目のアタマへくるようにすること
4小節1拍目か2拍目の位置で
メロディ以外の音の鍵盤を上げてしまうこと
②
ペダルを徐々に上げて
背景の音響の切れ際が
ちょうど3拍目のアタマへくるようにすること
ノンペダルで手でゆっくり「離鍵(リリース)」をしても
ある程度は余韻を残せますが、
ペダルをニューンと上げていってつくった余韻のほうが
より自然なものとなります。
それでは、
「手とペダルを同時に上げたらどうか」
ということになりますが、
もちろんナシではありません。
しかし、
ペダルを上げ切ったときに
わずかでも手での余韻が残っていると
白けて台無しになってしまう。
これと同じような台無しの例は
【ピアノ】初心者向け:曲の最後でペダルと手のどちらを先に上げるべきか
という記事で解説しています。
譜例のような場面では
原則、ペダルに任せるのがいいでしょう。
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