音楽史や各時代の様式を学ぶことは
時間こそかかりますが
長い目で見ると
非常に意味のあることです。
どうしてかというと、
そうしないと
すべてアラ・ショパンになってしまうから。
「Alla Marcia(アラ・マルチア) 行進曲風に」
というよく見かける音楽用語がありますが、
この「アラ」です。
気をつけないと
すべて “ショパン風“ の弾き方になってしまいます。
これは一種の比喩でして
ショパンを悪く言いたいわけではありません。
「ショパンっぽい弾き方」
という言葉が一人歩きしていることがあるため、
イメージがつきやすいと思って挙げました。
どんな作品でも
同じような歌い方をしてしまうと
通り一辺倒の演奏になってしまうことは
間違いないでしょう。
故 中村紘子さんが
以前にテレビ番組で次のようなことを発言していました。
この状態から先へいくためには
音楽史や時代の様式を学んでいくことが求められます。
ひとつの時代の中でも
ひとりの作曲家、
場合によってはそれぞれ個々の作品に
異なったスタイルを見いだすことができます。
最終的にどう演奏するかは自由ですが、
そういった内容をいったん学習して知っておきましょう。
そして、
演奏論などの書籍を読んだり
力のある演奏家のピアノを聴いたりしながら
当時の作曲家が
どんなところにプライドをもって
音楽をやっていたのかを
自分なりに考えてみましょう。
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