筆者が音大生の頃に習った練習方法のひとつに
「消しゴム付き鉛筆の消しゴム側で、ゆるやかなメロディを弾いてみる」
というものがあります。
はじめて言われたときは
「何の意味があるんだろう?」
と思ったものですが、
「打点をとらえる」
という感覚を楽しく身につけることができました。
あなたにも
一度でいいので
トライしてもらいたいと思います。
やり方はシンプル。
ゆるやかでカンタービレなメロディを
消しゴム側で弾くだけです。
鉛筆は
親指と中指で
リラックスして持ちます。
真ん中より先のほうを持ちましょう。
もちろん、ペダルを使って。
装飾などの速い動きは
省略しても構いません。
当時、このやり方で先生が弾いてくれたのですが、
消しゴム鉛筆で弾いているとは思えないほど
とても音楽的で驚いたものです。
弾くのは、数小節でOK。
慣れたら左手は通常通りに弾いて
右手の消しゴム付き鉛筆奏法とアンサンブルしてみましょう。
以下の2点を意識してみてください。
◉ 音と音とのつなげて行き方をていねいに
◉ 打鍵時の打点を意識してとらえること
◉ 打鍵時の打点を意識してとらえること
この練習は
気分転換に楽しみながら取り入れてみると
いいでしょう。
通常の奏法へ戻ったときに
指先で打点をとらえて
その感覚をどのように次の音へつなげていくか
を考えていくヒントになるはずです。
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