■大人だからこそやってしまいがちな教室マナー違反 5選
♬ 大事なことは間接的に報告しないこと
知人の話をきいていると
以下のような会話は
ときどき飛び交うようです。
生徒「その前に、コンクールの入賞者演奏会があるので」
指導者「何それ?」
生徒「あっ、この前受けたので」
こういう大事なことは、
別の話題に挟んで間接的に報告したり
突っ込んでもらうのを待っているのではなく
自分から報告しなくてはいけません。
コンクールを受けるかどうかは自由ですが、
その先生に習っている以上、
エントリーシートに師事者名を書くこともありますし
仮にそうでなかったとしても
“事前に” 話を通しておくのがマナーです。
また、知人より
以下のような例を耳にしたことがあります。
などと生徒からメールが送られてきて
その後、音信不通になる。
「習いにいこうとした当初の目標達成です。」
ではなく、
というところまで
勇気を出して言わなければいけません。
という記事で書いたように、
「辞めさせてください」
と言い出すことに一定のハードルがあることはわかります。
しかし、
こういう大事なことを
遠回しに伝えるのはいけません。
間接的に「辞める」ということを伝えて
その後音信不通になるのはマナー違反です。
♬ 大事な報告を、電話や、ましてやメールに逃げないこと
前項で書いたようなことを
直接伝えるのであればいいのですが、
やり方としては
原則「対面」で伝えるべきでしょう。
「大事なことを電話で言ってはいけない」
筆者は昔、このように注意されたことがあり
今ではその価値観をもっています。
ましてや、メールに逃げるのはNGです。
言い出しにくいのは分かりますが、
「始める」というのは
「いつか辞めるときがくる」
ということでもあり、
始めると決めたからには
こういった大人としてのマナーは
守らなければいけません。
♬ 内緒で別の先生に習わないこと
今習っている先生がいるのにも関わらず
内緒で別の先生に習うのはマナー違反です。
これは音楽大学の中では「御法度」として知られており、
(実際には、はびこっています。)
趣味の稽古においても例外ではありません。
はっきり言いますが、
多くの指導者にはプライドがあります。
知らず知らずのうちに
別の先生(同業他者)に浮気されていたと知ったら
いい気分はしないに決まっています。
もし、どうしても習いにいく必要があるのであれば
必ずきちんとした理由を指導者に伝えたうえで
許可を取ってからにしましょう。
♬ 別の先生の話ばかりしないこと
これは、
個人教室というよりは
大手の音楽教室や音大など
団体としての学校へ通いに行っている生徒が
やってしまいがち。
学校のHPには
その学校に所属する先生達の
写真やプロフィールが並んでいることでしょう。
中には、知っているピアニストもいるかもしれません。
そうすると、
「あの先生のレッスン、すごくいいらしいですね」
などと
悪気なく “自分の先生へ” 向かって口にしてしまうのです。
考えてみてください。
今の先生、いい気分はしないはず。
心が広い先生でしたら
怒ることはないはずですが、
こういう話題を出すことはマナー違反だと気付いてください。
♬ 伏せている情報には触れないこと
先生のプロフィールをよく読んでみましょう。
そこに書かれていない話題には
原則触れないことです。
例えば、生年月日が書かれていないのであれば
「ちなみに、おいくつですか?」
などときいてはいけません。
その他諸々。
あらゆることを知ったうえで習いたいのであれば、
はじめから
そういうことを公表している先生を探せばいいんです。
「マナー関連」カテゴリー
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント