「楽曲のいちばん最後の伸ばし」
などで音を切るとき、
手とペダルのどちらを先に上げればいいのでしょうか。
結論、
余韻を美しく切りたい場合であれば
以下の2パターンのどちらかにしてください。
◉ 手を先に上げ、少し遅れてペダルを上げる
◉ 手とペダルを同時に上げる
◉ 手とペダルを同時に上げる
ペダルを先に上げてしまい、遅れて手を上げるのはNGです。
そのやり方では
ていねいに「離鍵(リリース)」をしても
どうしても余韻がブツっと切れてしまいがちなんです。
一方、ペダルの場合は
ていねいに上げていくことで
余韻を徐々に消すことができます。
もちろん、
ペダルに頼りすぎず
手でも「離鍵(リリース)」を大切に扱うことを
忘れてはいけません。
ちなみに、
「連弾」では1台のピアノを2人の奏者が共有するため
どちらか一方の奏者がペダルを踏むことになります。
したがって、
上記のような伸ばしのときには
ペダルを踏んでいないほうの奏者が
やや早めに手を上げておかないと
ペダルを切ったときに
踏んでいないほうの奏者の音が残っている、
という事態が起きてしまいます。
これは結局のところ、
ソロ演奏で
ペダルを先に上げてしまい、遅れて手を上げているのと
同じ失敗ということ。
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