【ピアノ】あえてツェルニーを使うならこれだけは意識しよう

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本記事では、
ツェルニーが作曲した練習曲全般における
「使用法のポイント」
を解説しています。
ツェルニーの練習曲は必ずしも音楽的な楽曲ばかりではありません。
たくさんの音楽的な教材がある中で、
あえてツェルニーを使うにはそれなりの理由が必要です。
ピアノ教室で与えられている場合は仕方がないとも言えますが、
独学の方でツェルニーの使用を検討している方には特に
本記事の内容が参考になると思います。

 

前提として、筆者も

「ツェルニー30番」および「ツェルニー40番」の全曲練習は推奨しています。

 

■あえてツェルニーを使うならこれだけは意識しよう

♬ ハジから一曲一曲仕上げる必要はない

 

(この項目については、
「ツェルニー30番」および「ツェルニー40番」以外のことを話題にしています。)

独学の方はハジからやることは誰からも強要されませんし、

本来その必要すらありません。

というのも、

ツェルニーはあまりにもたくさんの練習曲を作曲しているので、

ぜんぶ取り組もうと思うと気が遠くなってしまいますし、

大切なレパートリーを育てる時間も大幅に減らしてしまいます。

 

ツェルニーに取り組もうとしている方は、

おそらく

「テクニック的なことを克服したい」

という思いがあることでしょう。

しかし、

本来テクニックというのは実際の演奏会用楽曲の中で、

「表現したいことがあるとそれを表現するために初めて必要になってくる」

こういったもの。

 

それを踏まえると、

基礎が大切だからといって

大切なレパートリーを育てる時間が大幅に削られるのは避けるべきですよね。

では、

あえてツェルニーに取り組むとしたら、

どのように付き合えばいいのでしょうか。

次の項目で解説します。

 

♬ 中級レベル以上になってから「ツェルニー100番」を抜粋で使う

 

中級以上になって、

ある程度基礎ができてきてから

「ツェルニー100番」を抜粋して仕上げるのは効果的と言えるでしょう。

 

ツェルニー100番には

「1曲1曲が極端に短い」

という特徴があるので、

レベル的に余裕があれば踏み込んだ領域まで学習ができるからです。

もちろん、全曲に取り組む必要はありません。

 

♬ 取り組む楽曲が「どこを強化するための練習曲なのか」を必ず意識する

 

あえてツェルニーに取り組むのであれば、

「取り組む楽曲がどこを強化するための練習曲なのかを必ず意識する」

これを徹底しましょう。

同じ楽曲を同じ時間だけ練習するにしても、

「なんとなく練習する」のと、

「練習曲としての意図を意識しながら練習する」のとでは、

効果やモチベーションに差が出てきます。

 

「何を要求され、どこを鍛えているのか意識する」

これは、

スポーツ選手も

自身のトレーニング方法を語る上でよく話題にしています。

ピアノはスポーツではありませんが、

練習曲に取り組むのは一種の訓練とも言えますので

共通している部分が多いのです。

 

♬「速く弾く楽しみ」を感じること

 

ツェルニーに取り組むメリットを挙げるとすれば、

「速く弾く楽しみを感じることができる」

という点でしょう。

 

ツェルニーのほとんどの楽曲では

「フィジカル的に弾きにくいこと」

を要求されていることは確かですが、

音型自体は「単純な反復」でできているケースがほとんどですので、

慣れてしまえばテンポをグンと上げることができます。

 

楽曲には「適切とみなされるテンポ」があるので

ほんらい、やたらにテンポを上げることは音楽的ではありません。

しかし、

ツェルニーにいたっては

作曲者が指示したテンポで弾くのはまずムリ。

その代わりに、

いくらでもテンポを上げる方向で練習をすることができます。

 

「速く弾くこと」を「楽しみ」と感じて

ピアノが好きになった学習者を

筆者は複数人知っています。

 


 

「仮にツェルニーを使わないとすれば、代わりにどういった教材を使用するべきか」

といった内容は

本記事では割愛しています。

以下の記事を参考にしてください。

【ピアノ】独学者向け!ツェルニー50番の代用としてオススメの教材
【ピアノ】ツェルニー40番が終わったら
【ピアノ】ツェルニー30番が終わったら

 


 

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