【ピアノ】「歌うAllegro」を表現する方法

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メロディとしての16分音符を歌うコツは
「歌うポイント」を見極めることにあります。
「歌うAllegro」の表現方法を学びましょう。

 

「歌う」というと、

ロマン派などの作品で聴かれる

「ゆったりとした息の長いメロディ」

を思い浮かべますよね。

一方、

モーツァルトなどのコロコロと動き回る16分音符に関して

ニュアンスを考慮して歌っていくことを

「歌うAllegro」

などと言うこともあります。

 

「歌うAllegro」はどのように表現すればいいのでしょうか。

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

モーツァルト「きらきら星変奏曲」

譜例(PD作品、Finaleで作成、25-28小節)

黄色マーカーで示した箇所に注目してください。

16分音符を歌うコツは

このような「歌うポイント」を見極めることにあります。

 

例えば、

◉ 小節のまたぎ目
◉ 跳躍するところ

などに注目して、そこに「歌うポイント」を探します。

もちろん、

「16分音符全体で歌っていく」

という意識は必要ですが

その中でも上記のような「歌うポイント」では

指圧を深くするなりして表現します。

 

こういったちょっとした配慮で

コロコロと動き回る16分音符に対しても歌をつくり、

微妙なニュアンスで音楽的説得力を与えましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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譜読み - モーツァルト (1756-1791)
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