具体例を挙げます。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
ベートーヴェン「ピアノソナタ第9番 作品14-1 第3楽章」
譜例(PD作品、Finaleで作成、7-8小節)
丸印をつけた音は「メロディの終わりの音」です。
直後のE音は「バス音が1オクターブ上がった音」です。
ここでは直後のE音が
メロディと同じ高さで鳴ることになります。
したがって、
きわめて柔らかく演奏して「音色」「ダイナミクス」を共に変えないと
メロディの一部に聴こえてしまいます。
音色を柔らかくするテクニックとしては、
「鍵盤の近くから指の腹を使って打鍵し、打鍵速度はゆっくり」
これを基本としましょう。
「メロディ」と「それ以外の音」を見分ける方法としては、
それらの音が
「別の段」に書かれていれば問題なく理解できますが、
「同じ段」に書かれているとややこしく感じることも。
この楽曲のように
「棒や旗の向き」で声部分けされていることもありますので、
それを判断材料のひとつにできる場合もあるでしょう。
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