【ピアノ】なぜ「フレーズ終わり」が大切なのか

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「フレーズ終わり」は「感情」を表します。
どういったフレーズ作りをするのが適切なのかを
読み取っていくことも含めての譜読み。
詳しくは、本記事をご覧下さい。

 

「フレーズ終わり」に意識を向ける必要性は

このブログでもたびたび書いてきました。

今回は、

なぜフレーズの終わらせ方が大切なのかを

これまでとは別の観点から解説します。

 

本記事でいう「フレーズの終わらせ方」というのは、

◉ フレーズ終わりの音の、音色やダイナミクス
◉ フレーズ終わりの音の、余韻処理

のことを意図しています。

 

例えば、

「わかりました」

というときに

「わかりまし

と語尾を強調すると

どのような印象を受けるでしょうか。

強い意志がある、

もしくは

怒っているように聞こえますよね。

 

反対に

「わかりまし

と語尾をすぼめると

なんだか遠慮がちに聞こえます。

 

一方、

かりました」

というように

言い始めだけを強調しても

怒っているようには聞こえませんよね。

 

つまり、

「頭よりも語尾のほうが、感情表現にとっては影響大」

ということ。

 

音楽の表現も言葉の表現と表裏一体。

つまり、

フレーズの終わらせ方の工夫は、感情表現に必要不可欠なのです。

 

「わかりました」という一言は

音楽で言う「ひとつのフレーズ」に該当します。

音色やダイナミクスの観点ではもちろん、

フレーズ終わりの音を

「鍵盤もペダルも、ズバッ!と離した場合」と

「鍵盤もペダルも、ゆっくりと上げていく場合」とでは

そのフレーズのもつ感情の意味がまったく異なってきます。

 

この辺りを

フレーズにあわせて読み取っていくのが解釈です。

そして、どういったフレーズ作りをするのが適切なのかを

読み取っていくことも含めて譜読みなのです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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