【ピアノ】レパートリーの選択ミスは誰にでも起こりうる

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レパートリーの選択ミスは誰にでも起こりうること。
その注意喚起と
選曲のポイントなどを解説します。

 

レパートリー選びにおいて、

長い目で見たときの真の選択ミスというものは存在しません。

音楽の学習や演奏経験は、

たとえ一見ミスのように思えることでも

必ず何らかの形で将来に活かされるからです。

 

しかし、特定の状況下では明らかな選択ミスと言えることがあります。

例えば、

◉ 出演する本番の時間制限を大幅に超える作品を選んでしまった
◉ 見栄から自分の手の大きさに合わない作品を選んでしまった
◉ 選んだ作品を弾き始めてから、ようやくそれが難し過ぎることに気が付いた
◉ 結婚式での演奏なのに、別れをテーマにした作品を知らずに選んでしまった
◉ コンクールや試験で、作品調査が足りず、要求されているジャンルや時代以外の作品を選んでしまった

 

難しいのは、

こうした選曲ミスが初心者だけでなく

かなり演奏技術の高い上級者でも平然と起こしうること。

つまり、誰にでも起こる可能性があるんです。

 

だからこそ、

時間制限に合わない選曲など、

注意さえすれば防げるようなミスについては

できる限りゼロに近づける努力が必要ですね。

 

選曲の際に考慮すべき重要なポイントとしては

以下のようなものがあります。

◉ 演奏の目的や場面に適している
◉ 自分の技術レベルに合っているか

◉ 練習に必要な時間は十分に確保できるか
◉ 聴衆にとって興味深い選曲になっているか
◉ 自分自身が演奏を楽しめる作品か

 

指導者がいる場合で

自由に選曲させてもらっているケースでは、

ときどき正直な感想を求めてみるのもいいでしょう。

経験豊富な指導者からのアドバイスは

自分では気付かなかった視点をくれる可能性があります。

 

また、選曲のプロセスを記録して振り返ることも大切。

なぜその曲を選んだのか、

練習を進める中でどのような課題に直面したか、

本番でどのような反応があったかなどを記録しておくことで、

将来の選曲に活かすことができます。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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