「シャンドール ピアノ教本 身体・音・表現」 著 : ジョルジ・シャンドール 監訳 : 岡田 暁生 他 訳5名 / 春秋社
という書籍に、
以下のような記述があります。
(以下、抜粋)
幸いなことに、
非常に意識的な活動も、やがて無意識に、
そして完全にマスターされると自動的になるものである。
(抜粋終わり)
幸いなことに、
非常に意識的な活動も、やがて無意識に、
そして完全にマスターされると自動的になるものである。
(抜粋終わり)
では、ピアノ演奏の場合、
どのようにして
意識してやっているものを
自動的にまでもっていけばいいのでしょうか。
もっていきたい内容がひとつだけの場合は、
慣れを通り越すまで
それだけに集中すればいいわけですが、
克服したい内容が複数ある場合には工夫が必要。
筆者がよく取り入れているのは
以下のやり方です。
克服したいことがA、B、Cの3つある場合、
まずはAのみを意識して数回練習する。
次はAのことは忘れてしまって、
Bのことだけを意識して数回練習する。
さらに次はBのことも忘れてしまって
Cのことだけを意識して数回練習する。
これらを「皿回し」のように
何度も何度も回していく。
まずはAのみを意識して数回練習する。
次はAのことは忘れてしまって、
Bのことだけを意識して数回練習する。
さらに次はBのことも忘れてしまって
Cのことだけを意識して数回練習する。
これらを「皿回し」のように
何度も何度も回していく。
このようにすると、
気が付いたときには
A〜Cのすべてが克服された状態で
つながっているんです。
いろいろなことをやっているように見えますが、
やり方としては
「一点集中の学習方法」と言えますね。
「ここでこれぐらいこうやって…」
などと意識しながらやるよりも
無意識に、そして、自動的にできるようになると
出てくる音楽がより自然になります。
上記の練習方法は
ピアノの練習以外にも
日常のあらゆる学習シーンで使える方法なので、
是非取り入れてみてください。
◉ シャンドール ピアノ教本 身体・音・表現 著 : ジョルジ・シャンドール 監訳 : 岡田 暁生 他 訳5名 / 春秋社
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