具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Sibeliusで作成、50-53小節)
譜例のようなカタチは
この楽章で何度も出てきますが、
点線ボックスの部分では
和声的に提示部ではなかった反れ方をします。
こういったところでは
ただ単に音を正しく並べるのではなく
音色を考えることが重要。
「何か感じたら?」
と自分へ言い聞かせてみてください。
何かを感じてフッと音色を柔らかく変えると
思案げなこのひとときの意味が出てきます。
ポピュラーでいうディミニッシュセブンスコードですが、
この直後の ff を予見しているかのようですね。
作品がふと見せた表情に対して
演奏者自身がきちんと反応して
空気感をつくるようにしましょう。
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