【ピアノ】ショパンの即興的なパッセージを攻略するコツ

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本記事では、
ショパンの即興的なパッセージを自然に演奏するコツ
をお伝えします。

 

ショパンの楽曲では、

メロディが装飾されて「10連符以上」が出てくることも少なくありません。

一方、こういった連符は

左手との合わせ方がわからなかったり、

連符の終わりの部分がつまってしまったりと、

演奏が難しいパッセージでもあります。

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ショパン「ノクターン(夜想曲)第1番 変ロ短調 作品9-1

譜例(PD作品、Finaleで作成、3-4小節)

一部の音楽記号などは省略しています。

右手は「即興的」なフレーズ。

楽典上は点線を入れた箇所で左手のバス音と合うのですが、

必ずしも合わせていないピアニストも多いようです。

ポイントは、

「かなりゆっくり練習する時には合わせておき、実際のテンポで演奏する時には自由に演奏する」

ということ。

「自由」といっても

どうしたらいいかわからないですよね。

そこで、水色のマーカー部分を見てください。

 

(再掲)

自由に22連符を演奏しても、

次の小節の頭は合わせなければなりません。

したがって、

「水色のマーカーで囲った3つの音を少していねいに演奏し、次の小節に入るタイミングをつくる」

このようにすると良いでしょう。

「即興的なパッセージの最後の数音でタイミングをつくる」

と考えて、他の楽曲にも応用できます。

 

ショパンのこういった長い連符は一種のウタの表現です。

決して、

「小節をピッタリ22連符で割ったタイミングで演奏する」

という意味ではありません。

 

音楽自体はかたくならないように注意しながら

今回紹介した内容を踏まえて

練習してみてください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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