具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
モーツァルト「ピアノソナタ 変ホ長調 K.282 第3楽章」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、24-27小節)
まずは、左側の原曲の譜例を見て下さい。
ここでは、
点線カギマークで示したように
1小節単位で考えて1×4で捉えることもできますが、
実線カギマークで示したように
2小節単位で考えて2×2で解釈することもできます。
メロディラインの運動を考えると
右側の譜例で示したような
2小節ひとかたまりの下降するメロディラインが
装飾されているだけだと分かるので、
2×2でとることもできるわけです。
1小節ごと
「問いかけ→応答 問いかけ→応答」
のように
「問いかけ→応答」というワンセットが2回繰り返されている
と考えるのもアリでしょう。
このような
何パターンかのグルーピングに解釈できるフレーズでは、
どのように捉えるのかによって
とうぜん、出てくるニュアンスも変わります。
取り組んでいる楽曲の
ある部分に関して
どのようなグルーピングで演奏するのが良いのかを
よく考えてみてください。
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