【ピアノ】各セクションのつなぎ方を大切に扱う

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各セクションは美しく弾けているのに
それらのつなぎ方がぎこちないと
非常にもったいないことになります。

 

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ドビュッシー「前奏曲集 第1集 亜麻色の髪の乙女」

譜例(PD作品、Finaleで作成、11-12小節)

「Cédez(だんだん遅く)」が書かれていますが、

12小節目へのつなぎでは

細かな16分音符がでてくるので

テンポのゆるめ方によっては

そのつなぎ目がぎこちなくなってしまいます。

23小節目から24小節目へのつなぎなどでも同様。

 

本記事で言いたいのは

この作品の弾き方についてではありません。

あらゆる作品において

音を拾えていても

各セクションは美しく弾けていても

暗譜まで出来ている状態までいっていても、

それぞれのつなぎ目の不自然さは

気をつけないとずっと残ってしまうということです。

 

録音&チェックを上手く活用して

自分の耳で聴いても明らかに不自然な部分だけは

直しておくようにしましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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