具体例を見てみましょう。
楽曲が変わっても考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
この譜例に限りませんが、
譜読みするときに
どうしても1小節ずつの表現ばかりへ気を向けがちです。
細部の表現も大切ですが、
少なくともここでの演奏では
8小節を大きくひとつへまとめることを忘れずに。
そうでないと
ひとつひとつひとつ、になってしまい
細部は美しいのに音楽が細切れで流れない、
という演奏になってしまいます。
◉ 音楽をグーっと横へ引っ張る意識をもつこと
◉ 首を振ったりと、身体の動きがひとつひとつひとつ、にならないこと
◉ 首を振ったりと、身体の動きがひとつひとつひとつ、にならないこと
この2点に注意して練習すると改善されます。
「息が短く、フレーズのとり方が短い」
というのは
自分でしつこいくらい意識して改善しないと
どんなにその他の学習が進んでも
ずっと残ります。
楽曲のレベルという意味では
かなりの難曲を弾いている方でも
気付いていなかったり
意識していないことで
この欠点が残っているケースは少なくありません。
「森を見て木も見る」の感覚を忘れずに。
これは、弾き込みのときのみでなく
譜読み段階から意識することで
はじめて、身につけることができます。
✔︎ あわせて読みたい
【ピアノ】「森を見て木も見る」ことの重要性
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