初級のうちは
目の前の1曲に取り組むだけでも
かなりたいへんだと思います。
一方、中級程度になってきたら
「3ランク易しい作品を、最低週2曲は譜読みする」
というのを目標にしてみてください。
「3ランク易しい」選曲というのは
例えば、
全音ピアノピースでいう
ランクDに普段取り組んでいる方はランクAを、
ランクEに取り組んでいる方はBを
ランクFに取り組んでいる方はCを、
というような選曲の仕方のこと。
難易度で音楽そのものを判断したいわけではなく、
膨大な作品の中から選曲をする際の指針にしたい
ということです。
だいたい3ランクくらい易しい作品を使うことで
無理なく楽しみながら学習することができて、
なおかつ、普段離れがちな
「小品」という分野に手を出すことができる点が
大きいでしょう。
あくまでざっくりとした目安なので、
多少ランクのずれたものを選曲したり
全音ピアノピース以外の楽譜を使っても
まったく構いません。
譜読み力の向上に必要なのはトレーニング。
知識的に知っている作品が多いというのは財産。
時間をかけてもなかなか弾けないような
挑戦的な楽曲ばかりへ向かっていると
どうしても触れることのできる作品数が
わずかになってしまうので、
「3ランク易しい作品を、最低週2曲は譜読みする」
これを目標にしてみるのは
誰にとっても有益だと確信しています。
余裕のある作品へ取り組むからには
きちんと音楽的な内容まで踏み込みましょう。
それを短い時間でウヮッと一気にこなしていくことで
難しい作品を何ヶ月かに数曲だけやるのとはまったく別の観点での
譜読み力の向上と、圧倒的な楽曲の知識が得られます。
やってみて、
最終的にその作品が
一生のレパートリーにならなければ
それはそれでいいんです。
筆者はこのやり方を今でも続けており、
たくさんの作品との出逢いと
譜読み力の向上がありました。
お試しください。
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