「ゆっくり練習で一番発生しがちな悪いクセ」とは
「必要以上に大きい動作をしてしまうクセ」のこと。
例えば、
ショパン「エチュード op.25-12(大洋)」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
をゆっくり練習するとしましょう。
毎度手を横に移動するときに、
必要以上に手首を回したり
腕や肘の大きい動作をつけてしまいがちです。
一方、テンポが速くなると
こういった弾き方では手の移動が間に合いません。
手首を大きくは使わずに、
手を横に「引っ越す」ようにして移動していかなければ
間に合わないのです。
つまり、
必要以上に大きい動作をしてしまっている練習は
「テンポが遅いときにだけ有効なもの」
となってしまい、
極論、練習の意味がほとんどないとも言えます。
「テンポが上がったときの動作を想定して、その動作でゆっくり練習をする必要がある」
ということを念頭に置きましょう。
はじめのうちは難しいかもしれませんが、
悪いクセをつけないためにも
意識には置いておく必要があります。
繰り返しますが、
ゆっくり練習は非常に効果的な練習方法である一方、
やり方を間違えると
悪いクセを習慣づけてしまいます。
まずは本記事の内容を参考に
練習を進めてみてください。
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