一般的に「ソフトペダル」は「音色を変える目的」で用いられますが、
「ダンパーペダル」でも似た考え方があります。
たった一音だけであっても、
ダンパーペダルを踏んでいる時とそうでない時とで音色が変わります。
これも「トーンコントロール」。
つまり、
音響の断裂の心配がなく
ペダルを使わずに弾けるところであっても
あえて使うかどうかは、
こういう音色の使い分けのセンスが
問われているということになります。
ペダルを踏んでいる状態は
「よりピアノが響く状態」ですので、
曲想的に「ドライな雰囲気」が欲しければ
ノンペダルで進行するほうが得策です。
一方、
それぞれの音に響きが欲しい場合は
ペダルを入れていくと良いでしょう。
「音を伸ばす」という用法以外でペダルを用いる一例。
ちなみに、
ピアニストの川上昌裕 氏は
著書「ちょっとピアノ本気でピアノ
―ブログでおなじみ、川上昌裕のレベルアップピアノ術(ヤマハ)」
の中で、以下のように述べています。
気候や生活中心施設の響き具合などから、
地域によって音に対する多様な考え方が生まれます。
「様々な考え方を知っていく」ということも、
ピアノ学習のうちですね。
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