【ピアノ】オクターブ連続になった途端、フレーズを崩壊させない

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弾くのに一生懸命になりがちなパッセージでも
フレージングに注意を向けることが重要です。

 

具体例を見てみましょう。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

リスト「バラード 第2番 S.171 ロ短調」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、199-200小節)

このような

オクターブの連続を弾くパッセージで

おちいりがちなのが、

フレーズ感がなくなってしまうこと。

テクニカルなことをやり始めると

一気に注意がうばわれてしまうからでしょう。

 

オクターブではない通常のパッセージだと考えて

その場合、どのようなフレーズ表現をするか考えてみる。

このようにすると、上手くまとめることができます。

 

また、

「ゆっくり練習(拡大練習)」のときに

きちんとフレーズをつくれていること。

これが、フレーズを見失わないための

もうひとつのポイントです。

 

原則、どんなパッセージにも向かう先があるもの。

ただの音の連続になってしまわないよう、

弾くのに一生懸命になりがちなパッセージでも

フレージングに注意を向けてみてください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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