【ピアノ】一瞬の時間でフレーズを改める

スポンサーリンク
段落の大きな変わり目では、
わずかな時間を使うと
フレーズを有効に改めることができます。

 

具体例を見てみましょう。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

プロコフィエフ「ピアノソナタ第1番 ヘ短調 作品1」

譜例(PD作品、Finaleで作成、16-17小節)

25小節目では

小節の途中で新たな場面へと移行します。

ダイナミクスが変わるので

場面転換はわかりやすいのですが、

それをより明確にするためには

時間をうまく使う必要があります。

譜例にVを補足したところで

一瞬の時間をとってください。

 

とうぜん、

やりすぎると音楽が停滞してしまうので

録音して程度をチェックしましょう。

 

フレーズを改めるところすべてで

時間をとる必要はありませんが、

このような大きな段落の変わり目では

有効に使えるやり方です。

 

ちなみに、

24小節目に rit. が書かれていますが

a tempo はどこにも書かれていませんね。

一瞬の時間をとった直後から

テンポを戻せばいいでしょう。

 


 

Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV

X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano

YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg

 


 

無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」

 

筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、

数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。

 

Kindle Unlimited 読み放題 無料トライアル

 

この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

タカノユウヤをフォローする
フレージングとアーティキュレーション
スポンサーリンク
タカノユウヤをフォローする
大人のための独学用Webピアノ教室(ブログ版)

コメント

タイトルとURLをコピーしました