いろいろな作品を譜読みしてみたり
音源を聴いてみるのもいいのですが、
それだけだとどうしても
自分の動ける範囲内で動くだけになってしまう傾向があります。
そこでやって欲しいのが、
「少なくとも、関連内容で話題として出てきた楽曲は覚えるようにする」
というやり方。
以下のようなやり方があるでしょう。
◉ 音楽書籍で出てきた作品をすべてチェックする
◉ 音楽仲間との会話の中で出てきた作品をすべてチェックする
今取り組んでいる作品の関連楽曲をすべてチェックする
今取り組んでいる作品について調べていると
関連楽曲として別の楽曲の話題が出てくることもあります。
その楽曲を知らなければ
即刻聴いてみて
忘れないように引き出しへ入れる。
◉ モーツァルト「ピアノソナタ K.545」を調べていると、「ピアノソナタ K.547a」の話題が出てくる
など。
後者の楽曲を知らなければ、調べる。
この繰り返しで
少しずつ知っている作品が増えていきます。
音楽書籍で出てきた作品をすべてチェックする
読んでいる音楽書籍で話題として出てきた作品を
すべてチェックするのもおすすめ。
例えば、
「楽式論 石桁真礼生 著(音楽之友社)」で楽式の学習をしていると
解説の中でたくさんのピアノ曲が出てきます。
その中でも楽式教材として深く解説されている作品は
以下のもの。
シューマン「幻想小曲集 飛翔 Op.12-2」
ドビュッシー「子供の領分 より 2.象の子守歌」
ベートーヴェン「ピアノソナタ第8番 悲愴 Op.13 第3楽章」
ベートーヴェン「ソナチネ Anh5(2) 第2楽章」
モーツァルト「ピアノソナタ 第3番 K.281 第3楽章」
ウェーバー「舞踏への勧誘」
クレメンティ「ソナチネ Op.36-1 第1楽章」
クーラウ「ソナチネ Op.20-2 第1楽章」
ベートーヴェン「ピアノソナタ第1番 Op.2-1 第1楽章」
ベートーヴェン「ピアノソナタ第23番 熱情 Op.57 第1楽章」
ブラームス「2つのラプソディ 第2番 Op.79-2」
J.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第11番 フーガ」
J.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第16番 フーガ」
モーツァルト「ピアノソナタ第11番 K.331 第1楽章」
ベートーヴェン「エロイカ変奏曲」
ベートーヴェン「ピアノソナタ第29番 op.106 ハンマークラヴィーア 第1楽章」
ベートーヴェン「ピアノソナタ第23番 熱情 Op.57 第3楽章」
有名な作品ばかりですが、
これらの他にも
ちょっと話題に出てきた作品すべてに目を光らせます。
いずれにしても、
あらゆる書籍の中で話題として出てくるあらゆる作品を
決して見逃さず
自分の引き出しへ入れていくように
心がけるといいでしょう。
音楽仲間との会話の中で出てきた作品をすべてチェックする
「話題」と言えば、
音楽仲間との会話の中で出てきた楽曲も知識を広げる材料です。
会話の中で
知らない作品が出てきたら
曲名を覚えておいて
後ほど学習するようにしましょう。
筆者の知り合いで、
知らない楽曲名や演奏家名を耳にするたびに
「えっ、何それ?」
などといちいち反応して
いちいちメモを取り始める面白い人物がいます。
意識高い系というわけではなく
ほんとうに好きで楽しんでやっている感じが伝わってきます。
あからさまに表へ出す必要はありませんが、
これくらい貪欲に吸収しようと思っていていいですし、
筆者もそのように心がけています。
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