ピアノが出せる音の中にあって
ある意味「効果」と言えるようなものがありますね。
特殊奏法のことだけを言っているのではなく
各種ペダルを使用したサウンドも一種の「効果」です。
これらのような「効果」は
良く知ってから求めるのが原則だと考えてください。
ソフトペダルを例に挙げると、
◉ ソフトペダルというものの仕組みを知っておく(アップライトとグランドで異なる)
◉ 個体差はあれど、どれくらい踏むとどのような変化があるのかを知っておく
◉ 踏んだ状態での pp p mp mf f ff などの音色をそれぞれ知っておく
◉ それが使われた作品をできる限り多く聴いてみる
◉ 存命の作曲家に、どういったときにそれを使いたくなるのかをインタビューしてみる
◉ 個体差はあれど、どれくらい踏むとどのような変化があるのかを知っておく
◉ 踏んだ状態での pp p mp mf f ff などの音色をそれぞれ知っておく
◉ それが使われた作品をできる限り多く聴いてみる
◉ 存命の作曲家に、どういったときにそれを使いたくなるのかをインタビューしてみる
などといったことを経たうえで
「では、どのように取り入れようか」
と考えていくのが理想です。
演奏の場合は
取り組んでいる作品の中でそれをどう必要として使うか。
創作の場合は、
自分の音楽の中でそれをどう必要として使うか。
自分が相当知ってそれを求めるということでない限り
「効果のための効果」になってしまう。
はじめてソフトペダルを使うときには
とりあえず使ってみてその効果を肌で感じる、
という程度で構いませんが、
その後に腰を据えて
「効果」について学習して考えてみる機会を作るべきです。
ソフトペダル以外のそれについても同様。
「効果」は良く知ってから求める。
この順序を守ると
変なところで無闇に効果を使わなくなり
表現にこだわりと磨きがかかります。
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