【ピアノ】段をまたいだメロディの受け渡しを見抜く

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メロディの受け渡しを示すために
あえてラインを入れてくれている作曲家もいますが、
基本的には
演奏者が見抜かなくてはいけません。

 

具体例を見てみましょう。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ ト長調 K.283 第2楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、22-23小節)

ここでは、

黄色のマーカーで示したように

メロディが受け渡されています。

こういった受け渡しを譜読みのときに見抜かなくてはいけませんが、

難しいのは、

右手パートのみを弾いていると

実際はメロディがブツ切れになっているにも関わらず

どことなくメロディとして成立しているように感じてしまうこと。

 

しかし、黄緑のマーカーで示した部分は

あくまで脇役です。

f と書かれていますが

やや加減してバランスをつくるくらいでちょうどいい役割。

 

メロディの受け渡しを示すために

あえてラインを入れてくれている作曲家もいますが、

基本的には

演奏者が見抜かなくてはいけません。

特に、譜例のところのように両手の音域が近いところでは

注意深く譜読みするようにしましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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