具体例を見てみましょう。
楽曲が変わっても考え方は応用できます。
モーツァルト「ピアノソナタ 変ロ長調 K.570 第3楽章」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、27-28小節)
いくつかの版には
上側の運指の要所が書かれています。
しかし、
各小節とも同じ音型だということを考えると、
下側の運指のように
運指のパターンも同じ形でとることで
暗譜がしやすくなります。
ここで注意しなければいけないのは、
弾きやすさや音色の観点。
いくら各小節が同じ音型でも
黒鍵の出てき方などによっては
同じ運指を使うと
弾きにくかったり
音色面で問題が生じるケースもでてきます。
上記譜例に書かれた運指も
正直、弾きやすさだけでいうならば
上の運指に軍配が上がります。
そこで筆者が推奨する折り合いの付け方は、
以下のようなもの。
同じような音型が出てきたときは
運指のパターンも統一して試してみる。
やりにくいところがある場合は、
暗譜のしやすさとどちらをとるかを
てんびんにかける。
その際、甲乙つけがたいのであれば
暗譜のしやすさを優先して様子を見る。
運指のパターンも統一して試してみる。
やりにくいところがある場合は、
暗譜のしやすさとどちらをとるかを
てんびんにかける。
その際、甲乙つけがたいのであれば
暗譜のしやすさを優先して様子を見る。
このようにするといいでしょう。
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