具体例を見てみましょう。
楽曲が変わっても考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、17-18小節)
ここでは、スラーで示されているように
数音による短いカタマリで
フレーズが連続していきます。
カッコ付きデクレッシェンドの松葉を補足しましたが、
このように
ワンフレーズごとに消してください。
どうしてかというと、
という記事で解説したように
フレーズの終わりはおさめるのが原則だからです。
こういったフレーズごとの処理を、
参考のデクレッシェンドが書かれていなくても
見抜けるようになることが大切。
(再掲)
楽曲によっては
作曲者がこのようなニュアンスを
細かく書いてくれているケースもあります。
その場合はとうぜん、
「デクレッシェンドはワンフレーズ単位で」
という意味であり
各フレーズの最初では
もとのダイナミクスに戻してください。
全体を通してだんだんと小さくなっていくわけではありません。
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