【ピアノ】音数の多い和音伴奏をモノにする方法

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音数の多い和音伴奏は
カタマリでとらえて区切って練習することが重要です。

 

具体例を見てみましょう。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

ショパン「バラード第1番ト短調 作品23」

譜例1(PD作品、Finaleで作成、72-75小節)

このような

跳躍も含む音数の多い和音伴奏というのは

モノにするのに多少の練習が必要です。

音を拾うまではすんなりできるかもしれません。

しかし、

両手で弾けるようになって

いざ録音してみると

思っていた以上にものすごくテンポが遅くてげんなりしてしまう、

などといった経験もあるのではないでしょうか。

 

練習のポイントがあります。

その部分のフレージングをよく観察して

ひとかたまり一息で

求めているテンポで弾けるように練習してください。

「ひとつ、ひとつ、ひとつ」になると

音楽が流れず

テンポも上がりません。

 

(再掲)

例えば、譜例1のところの場合、

1小節ひとかたまりでとれるので

譜例2の最初の2段のような練習をしてみましょう。

もしくは、

バスへスタッカートが2小節ごとに付けられていることから

2小節ひとかたまりと解釈することもできます。

その場合、譜例2の最後の2段のような練習をしてみてもいいでしょう。

 

譜例2(Finaleで作成)

区切って演奏すると

短い単位に集中できて弾きやすいはずなので、

まずは、このやり方で

求めているテンポまで上げてください。

とうぜん、音楽的なニュアンスを忘れてはいけません。

理想は、左手のパートを先に暗譜してしまうくらいの

食らいつき練習をすることです。

 

区切る!速いパッセージの具体的な練習方法 〜拍頭止め〜

という記事で

1拍ごとに速く弾く練習方法について書きましたが、

この「拍頭止め」という練習方法は

上記、譜例2のような

1小節ごとや2小節ごとに止めていくやり方のようにも

応用の利くものとなっています。

練習したい「ひとかたまり」で

上手く止められないかを考えてみるといいでしょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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