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譜例はFinaleで作成したものです。
ベートーヴェン「ピアノソナタ第6番 ヘ長調 op.10-2 第1楽章」ワンポイントレッスン!
譜例(Finaleで作成、77小節目)
77小節目にはfpが書いてありますが、
ピアノは「減衰楽器」ですのでどのように解釈したらいのでしょうか?
これは、「小節頭の左手のみ f で、直後にすぐ出てくる右手からは全て p 」
と解釈していいでしょう。
単に f と p を分けて書くよりも、
fpと書いた方が
アクセント的な意図が強くみえますよね。
つまり、
「フォルテをsubitoでピアノ(弱く)にする」
というよりは、
「全体がピアノ(弱く)の領域の中に音像の近い音が一音挟み込まれてくる」
という、
「全体をピアノ(弱く)の領域として捉えた解釈」
が適切でしょう。
(ベートーヴェン「ピアノソナタ第5番 第1楽章」でも似たような解釈箇所が出てきます。)
今回の内容を「スクロール動画」で学びたい方はこちら!
ベートーヴェン「ピアノソナタ第6番 第1楽章」を更に学びたい方へ
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