【30秒で学べる】ベートーヴェン「ピアノソナタ第10番 op.14-2 第1楽章」ワンポイントレッスン

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ベートーヴェン「ピアノソナタ第10番 ト長調 作品14-2 第1楽章」ワンポイントレッスン

 

譜例(PD作品、Finaleで作成、4小節目の右手)

カギマークで示した「10度音程」の跳躍は、

きわめてカンタービレで表情的に演奏しましょう。

例えば歌手がこういった広い音程を歌う場合は、

必ずわずかの時間を必要とします。

それがニュアンスになりカンタービレな表現につながります。

 

ピアノの場合は、跳躍もすんなりと演奏できてしまいますが、

歌を想像してニュアンスをつけてみるのも

一解釈としてはアリでしょう。

このようなニュアンスは

何人かのピアニストの演奏にも聴かれます。

 

ダンパーペダルを使っていても点線のところは「別」にし、

手ではアーティキュレーションをしっかりとりましょう。

意図するところは「音色」です。

ダンパーペダルを使用して手でもつなげるのと、

ダンパーペダルを使用して手は切るのとでは、

出てくるサウンドが大きく異なります。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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