難所として知られる、
10度音程による高速アルベルティ・バス。
それほど例は多くありませんが、
ときどき出現して
ピアニストさえも悩ませます。
例えば、次のような例。
ベートーヴェン「ピアノソナタ第27番 作品90 第1楽章」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、55-56小節)
このような分散和音は
「アルベルティ・バスの一種」
と考えていいでしょう。
基本的な練習方法は
通常のアルベルティ・バスと同様ですので、
まずは以下の記事で紹介している練習方法を
この音型に当てはめて
ていねいに実施してください。
これにしっかり取り組めるかどうかが
攻略のための大きなポイント。
(再掲)
そのうえで、
譜例のような広い音程の場合に
特に意識すべきことがあります。
それは「つなぎ目」について。
譜例の黄色ラインを参照してください。
これらのつなぎ目の跳躍音程を
「ゆっくり練習(拡大練習)」のときから意識してください。
上手く弾けない理由は
「こういったところで、つまづいたりもたついたりしているから」
という可能性もあるんです。
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