発表会や演奏会に出演するときに
「一言メッセージを出してください」
などと言われることがあるはずです。
それが
ステージへでていくときに読み上げられたり、
プログラムへ文字記載されたりします。
こういった際に用いる言葉が
演奏自体の印象も左右します。
言葉による情報は
「一種のプレゼンテーション」ですので、
決してないがしろにしないでください。
まず、
どんな聴衆が多い本番なのかを考えます。
その上で、場に適した内容を使い分けます。
例えば、
一般的なピアノの発表会であれば
聴衆の多くは「出演者の家族」でしょう。
おそらく
専門的な知識を持っているかたは少ないでしょうし、
楽器演奏の経験があるかも分かりません。
こういった場で、
「私はこの楽曲の第二主題に出てくるドッペルドミナントが〜」
なんて言ってもわかるはずありません。
しかし、
意外に多くのかたが
こういったことをやってしまうのです。
知識の博覧会にならないように気をつけましょう。
端的にいうと、
◉ 一文の中で何度も話題を変えずに、短く切る
これらのように工夫したほうが
その結果、むしろ演奏自体も好意的にきいてもらえるはず。
その他の注意点としては、
「自身よりも20〜30歳年上のかたが読んでも、違和感をもたれない言葉遣いを心がけておくこと」
これは欠かせません。
また、
プログラムへの文字記載の場合は
長ければいいというわけではありませんが、
200字以内と言われて20字程度しか書かないのは
印象良くありません。
プログラムというのは並びで見るものですので
一人だけ悪目立ちしてしまいます。
せめて、「指定限度の7割程度」は作成すべきです。
今回ご紹介したことは
マナー面に焦点を当てたほんのさわりにすぎません。
実際に言葉で何を伝えるかは
あなたがそのステージをどう演出したいかによって
注意深く選択する必要があるでしょう。
まずは、本記事の内容を参考に
「言葉を使って音楽を伝える、最低限のマナー」
に気をつけましょう。
繰り返しますが、
そうすることで
結果的に、演奏自体も好意的に聴いてもらえるのです。
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