J.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第7番 BWV 876 変ホ長調 プレリュード」 ワンポイントレッスン
譜例(PD楽曲、Sibeliusで作成、曲尾)
とても基本的なことですが、
動いているパッセージの中から
幹となる主要な音を見つけ出す目を
常に持っていなければいけません。
例えば、譜例のところの場合は
丸印で示した音が重要です。
これらの音はEs-durの主和音を分散しており
その周りに装飾的な音が優雅にまとわりついているんです。
そのように考えると、
丸印の音同士のバランスをよく聴き
それらを意識しながら
それ以外の装飾的な音は軽やかに弾くべきだということが分かります。
フェルマータの扱いについても触れておきましょう。
下段の最後のフェルマータは付点4分休符の上に置かれており、
音符の上ではありません。
そのため、うっかり最終音符を伸ばしすぎないように注意が必要です。
この適切な終わり方が
次のフーガへの自然な導入となります。
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