【ピアノ】演奏でも創作でも「効果」は良く知ってから求める

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「効果」は良く知ってから求める。
この順序を守ると
変なところで無闇に効果を使わなくなり
表現にこだわりと磨きがかかります。

 

ピアノが出せる音の中にあって

ある意味「効果」と言えるようなものがありますね。

特殊奏法のことだけを言っているのではなく

各種ペダルを使用したサウンドも一種の「効果」です。

 

これらのような「効果」は

良く知ってから求めるのが原則だと考えてください。

ソフトペダルを例に挙げると、

◉ ソフトペダルというものの仕組みを知っておく(アップライトとグランドで異なる)
◉ 個体差はあれど、どれくらい踏むとどのような変化があるのかを知っておく
◉ 踏んだ状態での pp p mp mf f ff などの音色をそれぞれ知っておく
◉ それが使われた作品をできる限り多く聴いてみる
◉ 存命の作曲家に、どういったときにそれを使いたくなるのかをインタビューしてみる

などといったことを経たうえで

「では、どのように取り入れようか」

と考えていくのが理想です。

 

演奏の場合は

取り組んでいる作品の中でそれをどう必要として使うか。

創作の場合は、

自分の音楽の中でそれをどう必要として使うか。

 

自分が相当知ってそれを求めるということでない限り

「効果のための効果」になってしまう。

はじめてソフトペダルを使うときには

とりあえず使ってみてその効果を肌で感じる、

という程度で構いませんが、

その後に腰を据えて

「効果」について学習して考えてみる機会を作るべきです。

ソフトペダル以外のそれについても同様。

 

「効果」は良く知ってから求める。

この順序を守ると

変なところで無闇に効果を使わなくなり

表現にこだわりと磨きがかかります。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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