【ピアノ】装飾的な動きへ埋め込まれたメロディを見抜く

スポンサーリンク
装飾的な動きへメロディが埋め込まれている場合、
その幹の音を見抜く必要があります。

 

具体例を見てみましょう。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ ニ長調 K.576 第3楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、50-57小節) 

2箇所のカギマークで示したように、

ここでは同じメロディ素材が

変化とともに繰り返されています。

2回目では装飾的な変奏が加えられていますが、

結局、丸印で示したように

元のメロディはきちんと埋め込まれていますね。

 

やり過ぎなくてもいいのですが、

これらのメロディラインを少しだけ強調して光らせてあげたうえで

他の装飾的な音は軽めに弾くようにしてください。

そうすると

元のメロディがきちんと聴こえたうえで

立体的な演奏になります。

 

この楽曲ではメロディの埋め込みが

単純なやり方でしたが、

特に近現代の作品では

もっと複雑なカタチで埋め込まれている例もあります。

単なる速い動きにならないよう

大事な音を見極めるようにしましょう。

 


 

Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV

X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano

YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg

 


 

無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」

 

筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、

数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。

 

Kindle Unlimited 読み放題 無料トライアル

 

この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

タカノユウヤをフォローする
譜読み
スポンサーリンク
タカノユウヤをフォローする
大人のための独学用Webピアノ教室(ブログ版)

コメント

タイトルとURLをコピーしました