本Webメディアでは
練習やその他学習の開始までのハードルを下げるために
よく使うものは「出しっぱなし」にすることを
すすめてきました。
一方、
何でも手抜きをすればいいわけではなく
内容によっては
ワンステップ惜しまないほうがいいケースもあります。
異なるケースから
3つの例を挙げておきます。
◉ 初会場で事前にピアノの確認をしておかなかったら、ペダルがついていなかった
◉ ピアノアレンジのファイルをバックアップしておかなかったのに、消えてしまった
今取り組んでいる楽曲の楽語を調べていなくて、後で恥ずかしい思いをした
自分で今取り組んでいる作品なのにも関わらず、
楽語や、作曲家が言葉で書き残した指示の意味を調べていないケースは
多いようです。
とうぜん、楽曲の理解が浅いまま練習していることになりますし、
後日、何かのひょうしに知人とその楽曲の話題になって
調べていないことがバレたとき
恥ずかしい思いをすることになります。
調べればわかることを先延ばしにしても
いずれはやることになる。
ワンステップ惜しまずに
必ず、譜読みを始める段階で
すべての言葉の意味を調べておきましょう。
初会場で事前にピアノの確認をしておかなかったら、ペダルがついていなかった
特に小さな会場を使う場合に注意が必要なのですが、
「ピアノがあります」
というオーナーの言葉を過信せずに
必ず型番を教えてもらいましょう。
筆者が経験した極端な例だと
「ピアノと言っていたものが、ペダルなしのキーボードのことだった」
というケースもありました。
また、
ソステヌートペダルを使う場合も注意が必要。
大きな会場のピアノでも、
ソステヌートペダルがついていなかったり
または、壊れていても放置されているケースが
ほんとうに多いからです。
当日リハのときに気がついても手遅れです。
筆者がこのトラブルを経験したときは、
調律師さんに最善を尽くしてもらっても
当日の短い時間ではどうにもなりませんでした。
ワンステップ惜しまずに、
はじめての会場を使うときは
必ずピアノの型番を確認しておいてください。
もちろん、主催者が別にいる場合は
その方を通してきかないと角が立つので
注意しましょう。
ピアノアレンジのファイルをバックアップしておかなかったのに、消えてしまった
作曲や編曲における譜面を
Finaleなどの浄書ソフトを使って作っている場合、
データの故障や紛失に注意しなければいけません。
バックアップをとっておくのはとうぜんのことですが、
ほんとうに先延ばしにしてしまいがち。
「楽譜ファイルの故障」というのは
現Finaleの場合はほとんど起こらないのですが、
一部のソフトのユーザーからは
ときどき耳にします。
また、何かのひょうしに消去してしまったり
保存していないものが強制終了されてしまったりと
トラブルは絶えません。
必ず、ワンステップ惜しまずに
自分なりにマメなタイミングを決めて
バックアップをとるようにしてください。
Finaleで使われている「Finale Notation File」をはじめ
楽譜のファイルは軽いので、
自分のPCアドレスへメール添付で送ってしまってください。
それだけで、どの端末からも拾えるバックアップに。
このやり方でしたら
さほど面倒ではないので
ワンステップ惜しまずにできるはずです。
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