本番へ向けて特定の楽曲に取り組んでいるとき、
内容の理解が深まり
テクニック的にも安定してくる時期がきます。
しかし、問題はここから先。
ここからどうするかで差が生まれます。
解釈的にも大体満足して
あとは本番で暗譜を失敗しないための反復練習に徹してしまうか。
まだ少しでも良くなるはず、発見があるはず、と思って
音楽を読み取ろうとねばるか。
本番まである程度時間がある場合は
迷わず、後者に挑戦してみましょう。
ある程度仕上がってきてからの仕上げ方として
いちばんおすすめのやり方は、
再度、楽譜をガン読みすることです。
譜読みのときに一度ガン読みしていると思いますが、
譜読み後の弾き込み期間でさらに楽曲理解が深まり
さらには、
記憶から抜け落ちてしまった要素も出てきたりしているはず。
したがって、
この段階に達してからの再度のガン読みは
非常に有益なものとなります。
加えて、
録音&チェックをしたり
本番までのあいだに
毎日なにかひとつでも良いので
その楽曲から新しい発見をすることを
目指しましょう。
おおむね仕上がってきたこの段階まできたら、
もう、誰に習うとかじゃないんです。
「自力でここまでできるんだ」
というところを周りに見せてください。
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