♫ 楽譜の浄書ソフトを導入したい
♫ 浄書ソフトの学習に再挑戦したい
♫ 身につく学習方法を知りたい
こういった、
浄書ソフトウェアビギナーへ向けて
ソフトの種類に依存しない学習のコツを解説します。
ピアノを演奏する方も
ピアノ曲を作曲や編曲したり
教材をつくるなどの理由で
浄書ソフトに興味をもっているのではないでしょうか。
今回は特定のソフトに限定されないことを前提に
使い方を身につけるコツを解説します。
まず伝えたいことは、いたってシンプル。
短期間で一気にガバッと学習してください。
ある程度の時間をとれるタイミングで学習を始め、
出来れば1日、
長くても3日程度で
ひんぱんに使う基本操作はすべて学習してしまってください。
こういう慣れないソフトの習得って、
のろのろやるとぜったいに身につきません。
また、のろくやっていると
他のことを考え出すんですよ。
改めて手書きでも楽譜は書けると思ってしまうと
優先順位が低くなりがちで
結局、買ったはいいものの退蔵させることになる。
これで辞めてしまった例は
たくさん知っています。
とにかく、一気に学習してください。
それから、進め方にもコツがあります。
完全ガイドを読破しようとして、はじから読まないでください。
「操作方法完全ガイド」
のようなものを読破しても、
9割以上の内容は忘れます。
この類のものは
言ってみれば「辞書」と同じ。
完全ガイドをはじから読みながらソフトを習得するのは、
辞書をはじから読みながら小説を書くのと同じくらいムリなこと。
もとから、そういう前提で書かれた解説本ではないんです。
ではどうすればいいのかというと、
「音符の入れ方」のような
基礎よりも前の段階さえ覚えたら、
あとは実際に入れたい楽譜をどんどん入れていってください。
このようにすると、
それを入れるために必要なテクニックを
知らないといけないので
逆引き的に調べて覚えることになります。
「必要だから出てきたテクニック」なので
身につきますし、
忘れても復習すればすぐに思い出せます。
完全ガイドの中には
ぜったいに使わないような内容も含まれています。
使わなければ結局忘れるので
はじめから必要になったテクニックだけ覚えていけばいいということ。
特にソフトウェアとは
こういったスタンスで付き合わないと
時間が必要以上にもっていかれてしまいます。
必要なテクニックを逆引き的に調べたら、
原本の楽譜の該当箇所へ
手書きでやり方を書きこんでおくといいでしょう。
例えば、7連符の入れ方を忘れたら
ムリにやり方を思い出すというよりは
「あの楽曲で、7連符を入れたんだったな」
ということを実例と共に思い出し、
その楽譜を見る。
そうすると、やり方がメモしてあるわけです。
つまり、
「そのソフトで何ができる」
ということさえ知っておけば
すべてを暗記する必要はなく、
見返しの繰り返しで勝手に覚えていけるということ。
◉ 短期間で一気にガバッと学習する
◉ 完全ガイドを読破しようとして、はじから読まない
◉ 基礎よりも前の段階さえ覚えたら、実際に入れたい楽譜をどんどん入れていく
◉ 調べたやり方を、原本の楽譜の該当箇所へ書きこんでおく
◉ 必要になったテクニックだけを覚えていくつもりで学習する
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